top of page

医療現場での褒め活がもたらす効果とは?NLPのニューロロジカルレベルで解き明かす職場活性化の秘訣

執筆者の写真: 十河 剛(そごう つよし)十河 剛(そごう つよし)

更新日:2024年11月15日

褒め活とは何か?


褒め活とは、日常的に相手を積極的に褒める活動のことです。医療現場では、スタッフ同士が互いの良い点を認め合うことで、チームワークの向上や職場環境の改善につながります。NLP(神経言語プログラミング)の視点から見ると、褒めることは相手のニューロロジカルレベルに深く影響を与えます。


ニューロロジカルレベルとは?


ニューロロジカルレベルは、NLPで提唱される人間の行動や思考を理解するためのモデルです。環境、行動、能力、信念・価値観、自己認識の5つのレベルから構成され、さらに上位に自分以外とつながるレベルであるスピリチュアルがあります。重要なのは、上位のレベルが下位のレベルに影響を与えるという考え方です。つまり、上位レベルでの変化や働きかけは、下位レベルにも大きな影響を及ぼします。


なぜ上位レベルで褒めることが効果的なのか?


上位レベル(信念・価値観、自己認識)で褒められると、個人の深層心理や自己認識に直接働きかけるため、より強い影響を与えます。例えば、環境レベルで「今日は早く出勤してくれてありがとう」と褒めるよりも、自己認識レベルで「あなたの献身的な姿勢はチームにとって欠かせない存在です」と褒める方が、相手の心を深く動かします。


褒め活が各ニューロロジカルレベルにどう影響するのか?


環境レベル:職場の雰囲気が一時的に明るくなります。

行動レベル:特定の行動が強化されますが、持続性は限られます。

能力レベル:自分のスキルや才能に対する自信が高まります。

信念・価値観レベル:仕事に対する意義や価値を再認識します。

自己認識:自分自身の存在意義や役割を深く理解します。

スピリチュアルレベル:組織や社会における大きな目標に向かって意欲が高まります。


上位レベルでの褒めは、下位レベルにもポジティブな影響を与え、全体的なパフォーマンス向上につながります。


医療現場での実例:上位レベルでの褒め活がもたらした変化は?


ある病院で、ベテラン看護師がモチベーションの低下に悩んでいました。上司は彼女に対して、「あなたの豊富な経験と患者さんへの深い思いやりは、チーム全体の模範となっています」と自己認識レベルで褒めました。これにより、彼女は自分の役割の重要性を再認識し、再び意欲的に業務に取り組むようになりました。


褒め活を効果的に行う方法は?


上位レベルで褒める:信念・価値観、自己認識のレベルで褒めることで、深い影響を与えます。

具体的に褒める:何がどう素晴らしいのか、具体的に伝えることで信頼性が増します。

誠実に伝える:心からの言葉で伝えることで、相手に真意が伝わります。

タイミングを大切にする:良い行動や成果があった直後に褒めることで、効果が高まります。


褒め活とニューロロジカルレベルを活用した医療現場の活性化


上位レベルでの褒め活を取り入れることで、スタッフは自身の仕事の意義や使命を深く感じるようになります。これにより、個々のモチベーションが高まり、チーム全体のパフォーマンスが向上します。結果として、患者さんへのサービス品質も向上し、組織全体が活性化します。


まとめ


医療現場での褒め活は、NLPのニューロロジカルレベルの考え方を活用することで、より効果的になります。特に上位レベルで褒めることが重要で、これにより深層心理に働きかけ、持続的なモチベーション向上が期待できます。褒め活を日常業務に取り入れて、より良い医療サービスを提供しましょう。




よくある質問/Q&A


Q1: 上位レベルで褒める具体的な方法はありますか?


A1: 相手の信念や価値観、自己認識に触れる言葉で褒めます。例:「あなたの患者さんへの献身は、私たちのチームを支えています」。


Q2: なぜ環境レベルでの褒めは効果が薄いのですか?


A2: たとえば、相手の持ち物を褒めるのは環境レベルになります。その持ち物がその人にとって特別のものであるならば、その持ち物には特別な思い入れがあるはずです。その持ち物を持っている自分自身への誇り、その持ち物を手に入れることができる能力がある自分自身への誇りなど、自己認識レベルにつながる何かがあるはずです。そのような場合には環境レベルで褒めることは、自己認識レベルで褒めるのと、ほぼ同じになります。しかし、それ以外ですと、ただ単に所有しているもの、属している環境を褒められても、たまたま持っていただけ、たまたま所属していただけであるため、褒められた相手の感情はそれほど動きません。また、環境レベルでの褒めは一時的な影響に留まり、深い動機付けにはつながりにくいです。


Q3: 褒め活を組織全体で進めるにはどうすれば良いですか?


A3: リーダーが率先して上位レベルでの褒め活を実践し、その重要性をスタッフに伝えることが効果的です。


Q4: 褒めるのが苦手な場合、どこから始めれば良いですか?


A4: 小さなことでも相手の良い点を見つけ、具体的に伝えることから始めましょう。自分の中の基準では合格点ではなくても、20点分できていれば、出来ていることを褒めてあげましょう。


Q5: 褒め活とNLP以外の手法を組み合わせることは可能ですか?


A5: はい、コーチングやフィードバックなど、他の手法と組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。



より効果的な褒め方を学びたいなら

ー メディカルNLP®プラクティショナー認定コース ー


私たち一般社団法人日本メディカルNLP&コーチング協会では、「医療の世界から日本をもっと元気に!」をビジョンに医療人がもっと自分らしく、もっと自分の才能を活かして、もっと患者さんやその家族のために働ける社会を目指しています。そして、もちろん、患者さんだけではなく、自分自身も家族も、医療にかかわるすべての人が幸せになる、そんな世界を目指しています。


そのためにはまず、医療従事者であるあなた自身がしっかりと自分のアイデンティティを確立し、自分自身を信じて働くことができるようになることです。そして、その第一歩として、メディカルNLP®プラクティショナー認定コースをご用意いたしました。


日本で唯一、「医療従事者の、医療従事者による、医療従事者のためのNLP認定講座」です。同じ志をもった仲間と、地域を超えて、世代を超えて、職種を超えて繋がれる、それはかけがえのない一生の財産です。


メディカルNLP®プラクティショナーコース

全米NLP協会プラクティショナーも同時に取得可能ですかけがえのない一生の財産を手に入れたいならご参加ください

決めるのはあなた自身です



Comments


​お問い合わせ

​研修依頼、取材依頼、講座内容等のお問い合わせは

​下記フォームからお願い致します

一般社団法人日本メディカルNLP&コーチング協会ロゴマーク

送信が完了しました

一般社団法人日本メディカルNLP&コーチング協会

  • Facebook のアイコン
  • Twitter のアイコン
  • Instagram のアイコン

©2022 一般社団法人日本メディカルNLP&コーチング協会

bottom of page