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医療現場での接遇研修がダメな理由とは?NLPで解き明かす真の人材育成と職場改善の方法

執筆者の写真: 十河 剛(そごう つよし)十河 剛(そごう つよし)

更新日:2024年11月15日

医療現場での接遇研修がなぜ効果を発揮しないのか?


医療現場では、患者さんへのサービス向上を目的として接遇研修が行われることが多いです。しかし、その効果が長続きしない、または実践につながらないという声も聞かれます。これは、一般的な接遇研修が表面的なマナーや言葉遣いに焦点を当てており、医療従事者の内面的な成長や心理的要因を十分に考慮していないためです。

また、患者さんに「医療はサービス業」という誤った認識を与えてしまい、患者のハラスメント行為を助長するとの意見もあります。

NLP(神経言語プログラミング)の視点から見ると、個々の思考パターンや信念にアプローチしなければ、真の行動変容は難しいです。また、患者さんとの間に表面的な礼節やマナーだけでは、真の信頼関係を築くことはできません。


なぜNLPが医療現場での人材育成に適しているのか?


NLPは、人間の思考や行動のパターンを理解し、望ましい結果を得ることができる実践心理学です。医療現場でNLPを活用することで、医療従事者は自己理解を深め、患者さんや同僚とのコミュニケーションを効果的に行うことができます。また、NLPは無意識レベルへアプローチする方法がいくつもあります。例えば、ある看護師が患者さんとの信頼関係構築に悩んでいたケースでは、NLPの「ラポール」を学ぶことで、深いレベルでの患者さんからの信頼を得ることができました。


接遇研修とNLPによる研修の違いは何か?


一般的な接遇研修は、挨拶の仕方や言葉遣いといった外面的なスキルに焦点を当てています。一方、NLPによる研修は、内面的な信念や価値観、情報を取捨選択する無意識のフィルター(メタプログラム)に働きかけます。例えば、接遇研修では「笑顔で対応しましょう」という指導や姿勢や挨拶の仕方、言葉遣いなどの指導が行われます。しかし、NLPでは、相手の姿勢や表情、呼吸、声のトーン、まばたきのタイミングなどを合わせる(ミラーリングとマッチング)に合わせるように指導します。そして、相手が使う言葉(言語パターン)に合わせることを学びます。

人間は似ている相手には互いに好意を持ち、似ていない相手には好意を持たないと言われており(類似性の法則)、これがラポール(無意識レベルの深い信頼関係)の基本となります。

ラポールが築けていると、極端に言えば、多少の言葉遣いや挨拶の仕方などの粗相は気にならなくなります。


医療現場でNLPを導入することで得られるメリットは?


NLPを導入することで、以下のメリットが期待できます。


コミュニケーション能力の向上:患者さんやスタッフ間での信頼関係が深まります。

ストレス管理の向上:自分の感情をコントロールし、業務効率が上がります。

チームワークの強化:相互理解が進み、チーム全体のパフォーマンスが向上します。


実際に、ある病院ではNLP研修を導入した結果、スタッフ間のコミュニケーションが円滑になり、医療ミスの減少につながりました。


接遇研修からNLP研修への転換はどうすれば良いのか?


接遇研修からNLP研修への転換には、組織の理解とサポートが必要です。まず、NLPの基本的な概念をスタッフに紹介し、小規模なワークショップから始めると良いでしょう。研修プログラムには、実践的なエクササイズやロールプレイを取り入れ、日常業務に活かせる内容にします。さらに、研修後のフォローアップを行い、学んだスキルを定着させることが重要です。


NLPは医療現場の課題解決にどう貢献するのか?


医療現場では、患者さんの多様なニーズやスタッフ間のコミュニケーションギャップが課題となっています。NLPは、相手の立場や価値観を理解するためのツールを提供します。例えば、NLPの「メタモデル」を使って相手の言葉の背後にある真意を理解することで、誤解を減らし、信頼関係を築くことができます。




まとめ


医療現場での接遇研修が効果を発揮しない理由は、表面的なスキル習得にとどまっているためです。NLPを活用した研修に転換することで、医療従事者の内面的な成長を促し、持続的な行動変容が期待できます。これにより、職場環境の改善や患者さんへのサービス向上につながります。


よくある質問/Q&A


Q1: NLP研修は誰でも受けられますか?

A1: はい、医療従事者であればどなたでも受講可能です。専門的な知識は必要ありません。


Q2: NLPを学ぶのにどれくらいの時間が必要ですか?

A2: 基本的なスキルは数日間の研修で習得できますが、継続的な学習が効果を高めます。


Q3: 接遇研修とNLP研修を併用できますか?

A3: はい、併用することで表面的なスキルと内面的な成長の両方を促進できます。


Q4: NLP導入のコストは高いですか?

A4: 研修の規模や内容によりますが、投資対効果は高いとされています。


Q5: 実際にNLPで成果を上げた事例はありますか?

A5: はい、多くの医療機関でコミュニケーション改善や業務効率向上の成果が報告されています。



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